今年の看護師像

市民が求める看護師像2012発表 2013年1月19日

NPO法人楽患ねっと(所在地:東京都足立区、理事長:岩本貴)は、 一般市民の投票によって"市民が看護に求めていることを実践している看護師"を決定する 第3回ナースオブザイヤー(HP:www.noty.jp 主催:NPO法人楽患ねっと 後援:公益社団法人日本看護協会)にて 投票の際に記述する702票(351人)からの投票理由を元に"市民が求める看護師像2012"を明らかにしました。

"市民が求める看護師像2012"は、
"自分の良心に従って行動するナース" です。

今回のナースオブザイヤーに寄せられた投票理由には、

「障害者と健常者の使うエレベーターやトイレの別、通う学校の別であることが、いつも疑問だった。この保育施設の年齢も問わない柔軟性が、本来社会の中で、存在する状態だと思います。」
「東日本大震災直後から、自分の判断で行動し長期間自分の生活を犠牲にした活動した姿は、患者、利用者、地域住民だけでなく同じ医療者をも勇気づけた。その行動と精神は日本一の看護師に値する。」
「企業に頼るのではなく看護師の視点、生活者の視点で開発していることに感動し、これから後に続く後輩も育ってほしい。」
「病児保育が制度化されていない中で、必要な人の為に活躍している姿が頼もしい。」
「医師も看護師も不足のへき地医療の中で、何もできないと嘆くのではなく、持てる力を存分に生かし切っていることに感動しました。」
「住民は医療を必要としていますが、供給側が不足していると思います。そのなかで崩壊寸前の看護部を支え続け、勇気付けている姿は、まさに看護師の模範となる」

とあります。

保健医療にはさまざまなルールがあります。全体として大きな成果をあげるためには必要なことです。しかし時に社会は思いもよらぬ事態に直面します。従来のやり方ではその危機に十分に応えらません。そんな状況でも救世主は現れます。自らの知識と技術を駆使し良心のおもむくまま、市民の命を守るナースがいるのです。そんなナースに市民は喝采を送ります。これらの思いを、市民が求める看護師像として“自分の良心に従って行動するナース”と纏めました。